嘘っぱち日記用
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要するに、最近の私の生活が偏りすぎて
小人達を酷使したのが不満だったらしかった。 「面接のたびに私ばかりこき使われてはたまりません」 親玉格の小人が言う。いつの間に出してきたのか、 奴らはめいめい、自分の前に「○○担当」と書いた 小さな名札を立てかけている。(字が下手だ) 親玉の前には「ハッタリ担当」とあった。 「あー、ねえ。だって人生ハッタリじゃない」 22年も私に仕えておいて今更何を言うのか。馬鹿だ。 「それに最近小説どころか日記も書かないし!」 右端の小人が憤慨した様子で叫ぶ。「創作担当」らしい。 「書いてほしかったら時間とネタを持ってこい」 本当は気力が一番足りないんだけど。むっとしたので 不治の病と生き別れと記憶喪失が登場する、某隣国ドラマ並の 純愛物語を延々と書いてやろうか、と脅したら黙った。馬鹿だ。 「僕なんて偏りすぎて国籍変更されそうだよ」 「私は放置されすぎて死にそう。ほんと枯れた人ね」 学習担当と恋愛担当。……恋愛担当? そんなの居たの、と言ったら泣いて黙った。 学習担当は中中辞典の間に挟んでおいた。静かになった。 「と、とにかく!」 左端にいた「読書担当」が裏声で叫んだ。声震えてるよあんた。 「飲み会と飲み会の合間に本を読んで寝るだけ、みたいな 生活を改めるんだ! でなけりゃ僕たちは出て行く!!」 PR |
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